こんばんは、シャルル株式会社です。
朝シャルルの散歩が終わって玄関を開けたときにドアの角に額をぶつけて、たんこぶができました。
たんこぶが原因なのか、貧血に辛い天気が原因なのか、1日中頭が痛かったです(毎年健康診断で必ず貧血で引っかかるので)。
さて、本日は先週いつか話すと申し上げた「マクロ経済スライド」について話そうと思います。
日本年金機構のホームぺージの説明をそのまま持ってくると、「賃金や物価の改定率を調整して緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう、最終的な負担(保険料)の水準を定め、その中で保険料等の収入と年金給付等の支出の均衡が保たれるよう、時間をかけて緩やかに年金の給付水準を調整することになりました。」となります。
別に良いんじゃない?みたいな文章に見えるのですが、そんなことはありません!
簡単に言うと、年金でもらえる金額がインフレ分上がることはない!と言っているのです。
昨年から今年にかけて色んなモノの物価が上がっていますが、その上がった分の年金は今年はもらえませんよ、と言っています。
例えば、デフレ(物価が下落)の場合、マクロ経済スライドは発動しません。
物価が下落した分だけ、年金の額も下がるだけです。
インフレ(物価が上昇)の場合、マクロ経済スライドが発動します。
物価が上昇した分だけの年金をもらうことができません。
例えば、今年はインフレ率4%だから、来年の年金は4%増えるのかな?と思ったら大間違いです。
予想ですけれど、4%だったら1%上がれば御の字ではないですかね。
平均寿命がどんどん長くなって、さらに年金を納めてくれる労働人口がどんどん減って、年金をもらう人口がどんどん増えるので、こんなことするしか方法がないんですよね。
おそらく、今度の6月に「このマクロ経済スライドめ~!!!」と叫ばれる方が多く出ると思います。
6月にもらう年金の額から2023年分の額になります。
こんなに物価が上がっているからルンルン♪とか思って年金額を見ると唖然とすると思います。
終活で年金がこれくらいもらえると思って自分で貯金するのはこれくらいで良いかな、と思っていたら全然年金もらえないじゃないの!となると思います。
終活されていらっしゃる方、これから始めようと思っている方、年金の額には要注意です。
引き続き、シャルル株式会社をよろしくお願い申し上げます。