2023年、中国では外国からのお金である外資が急速に減少し、資金が国外に流出する傾向が5年ぶりに現れました。
これは、外資企業の中国での事業を縮小したり、中国の富裕層がお金を海外に持ち出したりすることが主な要因です。
外国とのお金のやりとりは、工場建設などの投資活動や商品の売買、海外旅行などさまざまな形で行われます。
中国政府は毎月、国内の銀行を通じてこのようなお金の動きを調べています。
中国国家外貨管理局の統計によると、2023年には687億ドル(約10兆1千億円)もの資金が国外へ流出超過となりました。
中国国家外貨管理局のデータを抜粋
これは、過去4年間続いたお金の流入が一転して逆転したものです。
この資金の流出パターンを分析すると、直接投資による流出が目立っています。
これは、主に工場などの建設に関わる投資活動に関連しています。
実際このような投資活動に関連したお金の流出は、2016年以来7年ぶりのことであり、過去10年以上の間で最大の1185億ドルに達しました。
ただ、この資金が海外に移動した主体は外資企業なのか、それとも中国国内の企業なのかは不透明ですが、中国企業が海外に進出することで流出額が増大している可能性もあります。
一方で、中国に進出している外国企業が撤退したり事業を縮小したりすることで、さらにお金が国外に流れ出すことが懸念されています。
中国に進出している日本企業の調査によれば、中国政府は市場の安定を図るために2023年の投資額の5割近くが前年より減少したり、投資を行わないと回答しています。
中国経済にとって切実な懸念材料は、外資企業による事業縮小や撤退に伴う資金流出です。
また、中国の富裕層による海外への資金逃避も流出超過の拡大要因となっています。
2023年に中国政府が「ゼロコロナ」政策の一環として国外旅行が再開されたことも、資金流出の要因となりました。
株式市場では、2024年にも資金流出が続き、上海株は3年10カ月ぶりの低水準にまで下落しました。
一方、外国の上場投資信託(ETF)への投資は増加し、過熱した取引により一時的に日経平均株価や米国株価指数に連動するETFの売買が停止されるほどでした。
政府は市場の安定を図るために積極的な対策を講じていますが、約2兆元(約41兆円)の市場安定基金の活用を検討しており、投資家たちは今後の動向を見極める必要があります。
一方、債券市場では、外国からの投資が増えています。
特に香港を通じて中国の債券を売買できる制度「債券通(ボンドコネクト)」を通じた外国人の投資が増加しています。
ただし、不動産企業などのデフォルトのような経済的なリスクもあり、債券市場全体に広がる懸念があるため、投資家たちは注意が必要です。
しかし、これまでのところ、深刻な影響は見られず、むしろ海外からの買い戻しが行われています。
結局のところ、中国経済の安定と成長にはさまざまな要因が関わっており、今後の動向には注意が必要です。
中国経済は今後も着目していかなければならない一つの世界情勢です。
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