最近、紅海とペルシャ湾で新たな戦争が勃発し、その中心に位置するイエメンの首都サヌアがアメリカとイギリスによる空爆を受けたという話が広まっています。
本コラムでは、なぜこんなことが起きているのか、ご存知でもない方にも分かりやすく説明いたします。
まず、アメリカとイギリスがなぜイエメンを攻撃しているのかと申し上げますと、彼らは海上輸送の妨害を許さないという論理が背後にあるためです。
これに賛成する立場がアメリカ、イギリス、ヨーロッパなどから表明されました。
しかし、一方で異なる論理も存在します。
実は、アメリカとイギリスの軍事行動の本当の目的は、国際司法裁判所に提訴されたイスラエルが問題視されていて、戦争を通じて注目を逸らすことだと主張されています。
この主張によれば、その裁判から逃れるために、戦争を仕掛けてイランも戦争に引き込もうとしており、本当の目的は他にあると主張されています。
つまり、アメリカとイギリスの行動の裏には色々な事情が絡んでいます。
それに対して、フーシ派というグループもまた異なる論理を提示しており、彼らは「イスラエルが停戦したら、我々も戦争をやめる」と述べています。
また、アメリカがガザへの停戦に賛成すれば、イエメンでの戦争も中止するとの立場を取っています。
しかし、世界の意見はバラバラで、イエメンへの支持する声もあれば、ロシアは国連に提訴し、中国もアメリカとイギリスを支持せずに対立の立場をとっています。
一方で、同時にイスラエルとハマスの戦争が中東全体へ波及する心配も出てきており、レバノンのヒズボラも強く非難しています。
さらに、紅海ではイスラエルに関係する船に対する攻撃が続いていて、これに対してアメリカとイギリスも2度目の攻撃を実施しました。
しかし、日本の報道においては一部誤解が生じており、軍の拠点を攻撃したわけではなく首都を空爆して、多くの民間人や施設が犠牲になっているという実態に焦点が当てられています。
日本ではあまり報道されていない内容ですが、世界はアメリカとイギリスの味方の国よりも、ロシアと中国の味方の国の方が増えてきているようです。
これは今後の資産にたいしても非常に影響をうけると考えております。
これまではアメリカやイギリスの投資商品(株式)を購入しておけば一生安泰と言われていましたが、今後はそうはいかなくなりそうです。
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引き続き、シャルル株式会社をよろしくお願い申し上げます。