こんにちは、シャルル株式会社です。
昨年、岸田文雄首相とブラックロックの最高経営責任者(CEO)ラリー・フィンク氏が会見し、そのときの発言が注目されています。
2023年10月6日の記者会見で、「歴史は繰り返す。1980年代の日本の奇跡は続き、これからも続くだろう」と述べられています。
岸田政権は「資産運用立国」を掲げ、海外の運用会社に参入を促しています。
ただし、これだけではなく、日本人自身が真剣に改革に取り組まなければ、未来の成果を手に入れることは難しいとの指摘があります。
1980年代は大量生産や終身雇用が見事にかみ合った時代で、素晴らしい成功を収めましたが、その成功がバブル後の改革の足かせとなったとされています。
しかし、変革を拒絶し、現状を維持しようとする態度が30年間続き、設備投資や人への投資を先送りするなど、悪い均衡に陥った時期もありました。
資産運用の世界では将来の成長に期待があるため前進するものの、家計の半分が現預金にとどまるなど、未来への投資に慎重な姿勢も見受けられました。
ところが、最近では日本での状況が変わりつつあります。
フィンク氏は若い世代がスタートアップを目指す動きが増えてきたことを挙げ、大手企業よりも若い企業が「成長」できるとの認識が広がっていると指摘しています。
この機運が、投資家が長期的な視点でリスクマネーを振り向けるチャンスに繋がる可能性があります。
時代の転換は、新たな主役企業を生み出し、育てる土壌になります。
1980年代の奇跡も、危機を乗り越えた企業が切り開いたものでした。
日本の資産運用をけん引したフィデリティ・ジャパンの副会長、蔵元康雄氏は、企業調査を通じて有力企業の経営者にインタビューし、時代の先を読み、成長をたぐり寄せた企業の軌跡を伝えています。
例えば、1973年に商社からメーカーに転身し、半導体分野に進出した東京エレクトロン、石油危機に苦しむ中、業態を変えて成功を収めたコメリ、時代の要請に応じて早くからコンピューターを導入したしまむら、これらの企業はまだ小さな規模でしたが、苦境の中で果敢に決断し、その後の大きな飛躍に繋がりました。
今、日本はデジタル技術で米国に圧倒され、少子高齢化が国家の危機とされています。
しかし、この状況を嘆き言い訳にせず、20年、30年先を見据えて挑む企業が重要です。
フィンク氏の視点からは、将来の世代は既に後者の方を選び始めていると言えるでしょう。
奇跡を起こせるかは分からないですが、停滞を打破する道は各企業が挑戦する先にあると言えそうです。
それが実を結び、資産を託した家計を潤す循環が動き出せば、日本の風景も変わることでしょう。
未来への期待と新しい挑戦を共に歓迎しましょう!
つまり、未来に向けて資産を増やすことができる可能性は十分にあるということです。
資産の増やし方につきましては、個別でご相談に乗っておりますので、下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせいただければと思います。
あなた様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
引き続き、シャルル株式会社をよろしくお願い申し上げます。