こんばんは、シャルル株式会社です。
最近また円安(1ドル138円台)が進んでいますね。
理由はご存知ですか?
よくニュースで流れているアメリカとの金利差が原因とありますが、これはこれで理由の一つですが、他にも理由があります。
※アメリカとの金利差とは?
基本的にアメリカの金利水準は日本の金利水準より高い。
この状態で、アメリカの金利が上昇して、日本の金利が下がると、金利差が発生する。
高い金利水準のアメリカドル通貨で運用した方が低い金利水準の日本円通貨で運用するよりも高い利益が見込めるため、人々はアメリカドルへ流れる。
その結果、アメリカとの金利差が大きくなり、円安ドル高になる。
2022年初頭はアメリカの金利は1%くらいだったのが、今は4.5%になっているにも関わらず、日本の金利はずっと0.25~0.5%の間をうろうろしているため、金利差が大きくなっている。
しかし、円安が進んでいる最大の理由は、日本が貿易赤字だからだと考えております。
2022年はおよそ20兆円の貿易赤字国でした。
貿易赤字になった理由は、原油などエネルギー価格の上昇で輸入額が増えてしまったことです。
日本では、エネルギー関連はドルでの支払いが中心となっております。
※中東アジアや中国はドル支払いをやめて人民元支払いに変えております。
これによるドル離れ加速の問題もあります。
例えば、エネルギーを1ドルで購入できるとします。
2020年は1ドル100円でした、しかし、2022年は1ドル150円でした。
となると、同じ1ドルであるにも関わらず、50円も多く両替しないとエネルギーを購入できません。
円安になればなるほど輸入するエネルギー代金を支払うために、より多くの円をドルに両替しなければならなくなります。
そして、円がより多く市場に出回ることになり、これがさらに円安を進めてしまっているのです。
円安のときに輸入すると貿易赤字にはなりやすいのですが、円安を加速させる原因にもなっております。
貿易というのは、いちばんお金が動くタイミングのため、貿易赤字である間はなかなか円安の状況から抜け出せないと思います。
以上が円安が進んでいる理由となります。
上記の話が難しくて内容が理解できなかった方や、それであれば何に投資して資産を増やしたら良いのよ!とお悩みの方、こちらのお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
誠意を持って回答させていただきます。
引き続き、シャルル株式会社をよろしくお願い申し上げます。