こんばんは、シャルル株式会社です。
本日は、午前中に相続の研修が1件と午後に結婚相談所本部の研修が1件ありました。
たくさんの知識が身に付きましたので、ますますパワーアップできました。
頭からは煙もくもく状態ですけれどね(笑)。
さて、日銀総裁が植田総裁に変わってから「イールドカーブコントロール」という単語が何度も出てきていると思いますが、何のことがご存知でしょうか?
こんな図↓↓↓をイールドカーブと言います(グラフはPIMCO様から拝借いたしました)。
残存期間(年)=何年モノの日本国債か、と置き換えてください。
残存期間が短い(1年モノの日本国債)であれば、利回りが低く、残存期間が長い(40年モノの日本国債)であれば、利回りが高くなることは何となく予想できますよね?
それを表したグラフがイールドカーブと呼ばれるものです。
このイールドカーブを日銀がコントロールして決めるため、日銀総裁は「イールドカーブコントロールが何ちゃらかんちゃら」と言っているわけです。
上記のようなグラフの形であれば、理想と言えます。
イールドカーブコントロールを英語にするとYield Curve Controlとなり、全てを漢字に置き換えると「利回り 曲線 操作」となります。
カタカナよりも漢字の方がイメージつきますよね?
最近は何でもカタカナで言うので、イメージが湧きません。
漢字の方が文字数が少なくて、TVのニュースでも、漢字の方が多くの情報を盛り込めるのに、何でわざわざカタカナにしてしまうのだろう?と思ってしまいます。
今の日本のイールドカーブはこんな形↓↓↓をしております(Investing.com様から拝借いたしました)。
どうですか?いびつな形をしていませんか?
やたらと10Y(10年モノの日本国債)のところがへこんでいますよね?
これは、黒田前総裁のときに、10年モノの日本国債だけ金利を引き上げなかったためです。
どうやって金利を引き上げなかったのかというと、日銀が10年モノの日本国債ばかり購入して、市場にお金を供給して景気を良くしようとしていたのです(が、個人的には失敗だと思います)。
イールドカーブが全体的に下に下がれば(金利が低くなれば)、いびつな形にならなかったのです。
しかしそうはならず、ただ日銀が国債を買いすぎて機能しなくなっただけになりました(個人的には黒田バズーカ失敗だと思います)。
機能しなくなったため、金利の引き下げはもう限界にきているのです。
そういうことがあり、植田総裁は、マスコミ各社から「いつイールドカーブコントロールを撤廃(放棄)するのか」という質問が飛んできていたのです。
植田総裁は明言を避けていますが、植田総裁も被害者の一人だと個人的には思います。
植田総裁の指示でイールドカーブコントロールが機能しなくなったわけではありませんので。
※ちなみにHP管理人は前総裁についてTwitterでときどき辛口で呟いております。
今の悲惨な日本の状況をもし変えられるとすると、ものすごく好印象になると思いますので、植田総裁にはぜひ頑張ってほしいです。
引き続き、シャルル株式会社をよろしくお願い申し上げます。